November 26, 2010

ライブ 〜選曲について〜5

今日も今日とて職場をそそくさと抜け出し、
これまた毎年恒例の畠山美由紀 Live Fragile@品川グローリア・チャペルへ。

今回で確か10回目??って言ってたかな??
最初は教会でライブなんてやっていいのだろうか、とちょっと戸惑いながら観に
行ってたけど、
よく考えたらウーピー・ゴールドバーグなんか歌って踊っちゃってるんだから、
いいんだろうなぁ、と納得してからもうそんなにここに足を運んでいるのか。

幸運なことに皆勤賞で観ることができているのだけれども、
いつも思うのが、教会という会場のため席数が少なく、しかもワンデーのライブ
畠山美由紀といえば、全国的に大ヒット!!ってわけではないけど、
音楽好きで知らない人はいないくらい有名なPort of Notesのボーカリスト、
しかも数年前のCMソングにはじまり、映画のテーマソングだとか、
徐々に徐々にメディアにも露出しはじめている、押しも押されぬ日本を代表する女
性ボーカリスト。

そんな彼女のステージを毎回観ることができていることに感謝する意味も含めて、
仕事も脇にうっちゃって、キチンと会場を訪れているわけです。

さて、今回はピアノとギター、ベースの代わりにチェロ、それとバンドネオンとい
うやや変わった編成。

選曲もだんだん回を重ねるごとに、オリジナルの楽曲が減り、
代わりに彼女が選んださまざまなジャンルの名曲、それこそ
ジャズのスタンダードナンバーもあれば、フラメンコの曲、シャンソンからボサノ
ヴァ、
日本の民謡までホントに幅広い選曲。

圧巻なのは、それらをすべて自分のものとして
あの、溜め息まじりの優しい丸みを帯びた声で歌い上げる『美由紀節』で
歌い上げてしまう彼女のボーカリストとしての成長と円熟を観ることができるこ
と。

オリジナルの楽曲ではないところが、さらに彼女の技量を自ら試し、
そして見事に披露する場が出来上がっているのが、このライブの特徴です。

ただ、このライブ、御本人もおっしゃってるのですが、
会場の雰囲気もあいまって、なにかこう緊張感が張り詰めているというか、
聴く側も『さぁ、どんな曲を歌ってくれるんだ!?』という心構えが必要になり、
一曲聴き終わるたびに、溜め息とともに拍手、みたいな状況が続きます。

オリジナル楽曲だけなら、CDを持っていれば楽しめるけど、
正直、ここまで純粋に『歌声』に集中させられて、音楽に対する姿勢や知識を試される
なんというかアメとムチの両方がドバッと降りかかってくるライブは
なかなか体験できないものです。

そういう意味も含めて、畠山美由紀さんのライブは
いつも新鮮で刺激的で、楽しむことができる素晴らしいものなのだと思います。

年末年始と、彼女のソロステージだけでなく、母体であるPort of Notesのライブも目白押しです。
もちろん、全出席のつもりでおるワタクシです。



Posted by yamajun001 at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 音楽 

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